●急激に進化した種ほど早く絶滅
人類は数十万年で、農業生産、産業革命、IT革命を経て高度な文明を手にした。
人類は自分たちにとって都合の良い環境を整えてきた。だが、人類を取り巻く環境が、 もっと大きな力で激変した時どうなるかわからない。
カブトガニやシーラカンスなど成長や進化の遅い生物は、環境が激変しても生き延びる事ができるが、 人類は環境の激変に適応する事はできないのである


●DNAを損傷する宇宙線
地球から外に出ると、そこは放射線だらけである。太陽は熱や光と同時に、 強力な放射線を放出している。また、超新星の爆発によっても、大量に放出される。 これらを総称して宇宙線と呼ぶ。人体に悪影響を及ぼす点では、地球上の放射線と同じである。

地球には地磁気と呼ばれるバリヤがある。地球自体が巨大な磁石となっていて、宇宙線を弾き飛ばしているのである。オゾン層の破壊は、宇宙線がダイレクトに大気中の窒素や酸素と衝突し 、人類にもたらす被害は大きい。


●人口爆発に伴う問題
国連の推計によると、現在の世界人口は約60億人。2020年には80億人、2050年には100億人を突破すると予測されている。増加する人口に伴い、食料の問題、エネルギーの問題、居住地域の問題が発生してくる。人口増加には、食生活と医療水準の向上という背景がある。先進国の人口急増は一定の段階で止まったが、アフリカやアジアの人口は、今後さらに急増していく。
増加した人類を支えるための、世界的な食糧不足、医者の不足による病気や災害被害の拡大などが起こる。



戻る